何故に馬でだったんですか

おもしろい。人間て実におもしろいナァ。

男のロマン!モスクワから馬に揺られて「物乞い騎士」が北京到着―中国
 8日、「馬で北京に行き、北京五輪を迎える」とおよそ2年前にモスクワを出発したロシア籍中国人の李荊さんが北京に到着した。五輪の開幕には間に合わなかったが、この後さらに最終目的地の海南島を目指す。

まさか2年も前から北京オリンピックを見るために移動を始めた人がいたとは。

北京オリンピック2年前の2008年8月なんつったら日銀が景気もよくなってきたんでゼロ金利解除しまっせなんつった割には景気の良さがとんとわからず、それでも今見たら日経平均も15000の時代ですよ。

行く先々世界中であれだけわーわーいってた北京オリンピックの聖火リレーだって2008年3月31日から。そのはるか前から地球上で唯一この人だけは北京めざして移動中だったわけだ。馬で。

いやまさか飛行機とか車でいけるというかいくもんだということを知らなかったわけではないだろうから、どうしても馬でいきたい、オリンピックに馬以外でいくとかまじありえない、という強い思いが彼をとらえて離さなかったのであろう。いったい何がそうさせてしまったのだろうか。だって馬*1ですよ。しかも2年ぐらいかかるだろーなぁていうのがわかってて。やめるだろ普通。*2

おじいちゃんがソウルオリンピックを馬で見にいった、とかですかね。いやそれだと途中に北朝鮮あるしな。あ、モスクワオリンピックか。モスクワだと1980年開催だから時間的にもちょうどいいかも。いずれにしろどんな体験したら、オリンピックは馬で見にいくとかいうフレームができるのかと。

追記:
記事を読み返すと

小さな頃からたくさんの旅行記を読み、特に馬での旅行に憧れた。

という記述がありますね。そうか馬で旅行したかったのか。なっとく。1回しかない人生だし、そういうのを実際やってみるのはいいよね。

*1:写真をみると、当然というか農耕馬

*2:こういう普通が一番キケンだったりするわけだが