コークがないとサンタは起きない、のかもしれない

まずは今日みたコカコーラのCM。

Latest Coca Cola Commercial (Two Guys)

うん。なんかよくわかんないけど、とりあえずおもしろい。
コークいいなぁ、てちょっと思った。
でもこれってなんでCMとして機能してるんですかね?
コーラなんて最初と最後にちょろっとしかでてこないのに。残りの部分はサンタとかホットドッグとかサッカースタジアムとかでコーラでてこないんですよ?不思議だ。*1

で、これみたときに「Cloverfield」を思い出した。

あの映画はハンディカムで撮った映像を再生してますていう設定になっていて、突然降ってわいたモンスターがワーて暴れるのがメインなんだけど、最初と最後に主人公が遊園地でデートしてる映像が流れる。*2デートしたときに使ったテープに間違って上書きしちゃったっていう設定になってる。
それがなんというか不思議で、最初と最後の遊園地デート映像が妙にリアルに感じられたのと、間のSF部分(メイン)にウソくささを感じなかった。モンスター・怪獣モノの映画て、どんなにCGとかがんばってもウソくささがあるというか、見る方も「どーせフィクション」ていう前提でみてる。でも「Cloverfield」ではなんとなく「ノンフィクション」を見てるような感じだった。

日常で非日常をはさむ

今回のコークのCM
日常:コークのある生活
非日常:コークのない生活

Cloverfield
日常:遊園地デート
非日常:モンスター登場

「日常」の映像を「非日常」の映像をの頭とケツにいれる。日常で非日常をはさむという構成がコークのCMと「Cloverfield」で共通してると思った。
コークのCMの非日常部分、クリスマスも庭でのバーベキューもサッカースタジアムも、実はコークが手放せないシーンだったりして、あるべきコークがそこにない映像になってる。「コークは実は二人で成り立ってんだぜー」ていうのも「サンタは起きないし庭でホットドッグがはね回る」とかいうのも、どちらもフザケた話なんだけど、「くだらない」とは感じずに「なんかおもしろい」と感じる。妙に印象的で、すり込まれてる気がする。これ、すごく効果的な手法なんだと思う。
でもなんでそう感じるんですかね?
不思議だ。なんでなんだろう。*3
最後に他のコークのCMを。

Coca-Cola: Every Bottle Counts

このCMもけっこうすき。

*1:クリエイティブが特にすごい、というわけでもなさそうだが…

*2:ネタバレ?でもおもしろい映画だと思うので見てください

*3:俺だけ、なのだろうか